本文へスキップ

被害のさまざまな影響NEWS&FAQ

性暴力被害に遭うと、こころやからだ、行動や考え方に影響が出ることがあります。
このような影響がすぐ出ることもありますし、少し時間が経ってから出ることもあります。

これらの変化は「起きた出来事(犯罪)が異常なことであって、これらは正常な反応」です。
正しい反応が、事件後も続いている状況なのです。

こころとからだの影響(イメージ図)

こころと体の変化

性暴力被害にあうと、こころと体に以下の様な変化がでてくる場合があります。

  • 頭の中が真っ白
  • 怖い夢を見る
  • 何をしても楽しくない
  • 死にたいという気持ち
  • 落ち着かない
  • いらいらする
  • 仕事や勉強に集中できない
  • 心臓がどきどきする
  • のどが詰まるような感じがする
  • 食欲がない・食欲がとまらない  
  • テレビや本を、見たり読んだりしても、内容が頭の中に入ってこない

考え方の変化

性暴力被害にあうと、考え方に以下の様な変化がでてくる場合があります。

  • 被害にあったのは自分のせいだ、自分が悪いと思ってしまう
  • 自分は弱い人間だという無力感
  • 誰も信じられない
  • この世の中は危険だ
  • 自分はもうみんなとは違う人間なんだという孤独感
  • 自分は汚れてしまったという感覚

行動の変化

性暴力被害にあうと、行動に以下の様な変化が出てくる場合があります。

  • 学校・職場に行けない
  • 家族や友達と会いたくない。
  • 外出したくない
  • 一人になるのが怖い
  • 自分を傷つけてしまう(リストカット、オーバードーズ(薬等の過剰摂取))

このような変化が出てくると「自分はおかしくなってしまったのではないか」と思ってしまうかもしれません。
でも、大丈夫です。
こころや体の変化、考え方の変化、行動の変化は、どれも性暴力のような、とてもショックな出来事に遭った時におきる自然な反応なのです。

詳しくは → 
武蔵野大学 人間科学部 小西聖子研究室
犯罪被害にあわれた方とそのご家族、支援するこころの専門家のために「犯罪被害者のメンタルヘルス情報ページ」

ナビゲーション